EPISODE 2 転機

アパートに戻った俺は少しの間、
何をする気にもなれず、唯じっとしていた。
そして、何とか気を取り直して、
お産あつかいで里帰りしていたカミさんと、
自分の両親に入院しなければならなくなった事を伝えた。
案の定、カミさんには、
金銭的な事と自分に相談しなかった事で、
かなり責められて、余計にへこまされたが、
親父からは、意外にも優しい言葉が返ってきた。
「この馬鹿野郎が!」とばかりに、
怒鳴られる事を想定していたので、
「アレ?」と思ったと同時に、
何か、とても温かいものを感じ、何だかジンとしてしまった。
泣いてしまいそうになるのを必死でこらえていた。
お袋にも、「たまには、泣いたって良いんだよ!」とか、
「1人で悩む事は無いんだよ!」という、
その時の俺の気持ちを察するような答えが返ってきた。
最も、俺はもう30歳過ぎの男なので、
泣くなんて真似は、する訳にはいかないが…。
そしてその後は、
何はともあれ、メールや電話で連絡可能な友人たちに連絡しまくった。
何を相談するわけではなく、
唯、自分の気持ちを聞いて欲しいという一心で…。
そして、少し気の晴れた俺は、
この夜から食事を減らし、親父が薦めてくれたウォーキングを始めた。
これが、俺の生きる為のダイエットの始まりだった。
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弁当2食分!

夜勤帯は、決まった休憩時間が設けられていないので、
夕食と朝食は、仕事中に、空き時間をみて摂るしかない!
それから今日は、弁当を持たされていないので、通り道にあるスーパーで2食分を調達する事にした。
こうした方が、コンビニで買うよりも安上がりで良い!